バイエルン州のオーバーフランケン地方にある、国内唯一の編み工芸を学ぶための3年制の学校です。
以前は Korbmacher(かご職人)と呼ばれていましたが、現在は Flechtwerkgestalter(日本語訳が難しいですが、編み工芸デザイナーというところでしょうか。)と呼ばれています。
Ausbildung(アウスビルドゥング)と呼ばれるドイツの職業教育制度の多くは、学校で専門知識を学び、職場で実践を学ぶという二本立てですが、Flechtwerkgestalter は実践を学べる会社が現在ほぼないので、実践も含めて全て学校での習得となっています。
一般的なアウスビルドゥングは、職場での労働があるためお給料が出ますが、Flechtwerkgestalter は学校でのみの職業訓練なのでお給料は出ません。
学費は無料です。材料費を払うと作品を持ち帰ることができます。
授業内容は、かご編み・座面編み・編み細工・ラタン家具・グループ制作・理論・ドイツ語・数学・社会・デザイン・EDV(コンピューター)等です。ヤナギの収穫や遠足などの野外活動もあります。
卒業試験に合格すると、ゲゼレ(職人)の国家資格が与えられ、独立することが可能です。